腰部脊柱管狭窄症

このような症状はありますか?

✔足の裏に何かが貼りついたような違和感がある

✔立ち姿勢が続くと、足に痛みやしびれが出てくる

✔前かがみになると、足の痛みやしびれが楽になる

✔歩くと、足の痛みやしびれが強くなり、休むと楽になる

✔横になっても、足の痛みやしびれが出て辛い

腰部脊柱管狭窄症とは・・・?

この病気はその名の通り、脊柱管が狭くなってしまう病気です。

腰の脊柱管が狭くなると腰部脊柱管狭窄症と呼び、首の脊柱管が狭くなると頚部脊柱管狭窄症と呼びます。

一般に、脊柱管狭窄症というと、腰部脊柱管狭窄症のことを指します。ここでは腰部の「脊柱管狭窄症」について説明します。

脊柱管とは、背骨の中にある筒状の空洞のことで、脳から連なる脊髄やその末端の神経である馬尾が中に収まっています。

そのため、脊柱管が狭くなってしまうと、神経が圧迫されて、腰やお尻、足に痛みやしびれなどが出現し、歩行が困難になったり、立っているのが辛くなってしまうこともあります。

製薬会社の調査によると、国内での推定患者は、約240万人とも言われており、その7割は70代の方々です。

60代までの患者さんの男女の比率はほぼ同等ですが、70代以降では女性の患者が男性の約2倍にまで急増します。

腰部脊柱管狭窄症の4つの主な原因

1.骨棘の形成

長年にわたって背骨の椎骨に負担がかかり続けると、「骨棘(こつきょく)」と呼ばれるトゲが椎骨に形成されてしまいます。この骨棘が脊柱管にせり出して狭窄を引き起こしてしまいます。

 

2.椎間板の変形

背骨は小さな椎骨がいくつも縦に連続して、細長い背骨を形成しています。その椎骨と椎骨の間には、クッションの役割を持つ椎間板という軟骨があり、この椎間板の水分が加齢などによって減少すると、椎間板が潰れて変形し、はみだして脊柱管を狭めてしまいます。

 

3.靭帯の肥厚

脊柱管は、椎骨が連なった構造物のため、椎骨同士をつなぎ合わせる靭帯が脊柱管の中にも存在します。この靭帯に不良姿勢などで負荷がかかり続けると、切れないように分厚くなってしまいます。そしてこの分厚くなった靭帯が脊柱管を狭めてしまいます。

 

4.椎骨のズレ

椎骨は通常、縦に整列していますが、老化などでこの整列がズレると、脊柱管もズレによって狭くなってしまいます。このようなタイプの脊柱管狭窄症は、特に「腰椎すべり症」と呼びます。

東洋医学から見た腰部脊柱管狭窄症

東洋医学において脊柱管狭窄症は、「腎」のエネルギー不足によって起こるとされています。

東洋医学における「腎」は、体内の水分を統括していると考えられていて、この腎の力が弱まってしまうと、椎間板の水分が減少して潰れて、脊柱管の狭窄を招くと考えられます。

そのため、この腎のエネルギーの回復を図り、身体の水分を上手くコントロールすることが、症状の改善につながります。

腎のエネルギーを東洋医学では「腎気」と呼びます。

この腎気は加齢によって衰えるとされているため、この腎気を高めることは究極の「アンチ・エイジング」とも言えます。

〔当室の鍼灸治療の3つの強み〕

腰部脊柱管狭窄症の痛みやしびれに効く鍼灸

 

脊柱管狭窄症で起きる腰痛や足の痛み、しびれに鍼灸は有効だといわれています。

神経は、何かに圧迫を受けると、痛みやしびれが出たり、感覚が鈍くなったりします。

圧迫で障害された神経をはりやお灸などでやさしく刺激して、元気がなくなった神経を鼓舞することによって症状を緩和することができます。

また神経は、神経を栄養している血管の血流障害でも痛みやしびれ、感覚鈍麻を起こすことがあります。はり治療は血流を増加させる作用があります。神経の症状が出ているエリアへはり治療をすることで、神経の血流を増加させ、障害された神経の回復をはかります。

薬やリハビリで改善しない人も、鍼灸は異なるメカニズムで神経を回復させるので、治療を受けてみてはいかがでしょうか。

〔中川室長がお伝えしたいこと〕