不眠症

入眠に時間がかかる。

眠りが浅く、夢ばかり見る。

途中ですぐ起きてしまう。

目覚めが悪い。

寝ても疲れが取れない。

不眠症の原因

 日常的に緊張する場面が多かったり、時間に追われて忙しく活動されている方ほど、脳の興奮を上手く鎮めることが出来ず、睡眠の質が悪くなりがちです。

 脳の興奮状態が持続すると、身体の筋肉も緊張してしまいます。

 逆に、身体の緊張状態が持続しても脳が休息できなくなり、負のスパイラルが完成してしまいます。

 この負のスパイラルを断ち切るためには、筋肉の緊張を取ることが不可欠なのです。

 特に、首や頭部の筋肉の硬さは、精神的なリラックスを強く妨げます。

 また、足の冷えや呼吸の浅さも不眠の大きな要因の一つになってしまいます。

 そこで、筋肉の緊張を取り、冷えを解消し、深い呼吸を作り出すことが出来る鍼灸治療が、あなたの辛い不眠症の解消に一役を担ってくれるのです。

不眠症鍼灸治療で克服する3つのポイント

1. 「後頭下筋群」の緊張を取る。

2. かかと」の冷えを取る。

3. 「横隔膜」の緊張を取り、呼吸を深める。

1. 「後頭下筋群」の緊張を取る

 

 「後頭下筋群」とは・・・?

首や背中の筋肉は、私たちの頭や背骨を日々支えているので、姿勢が特に悪くない方でも凝り固まって、不眠の原因となります。

例えば、私たちの頭を支えている「後頭下筋群」と言われる頭の付け根にある筋肉群の凝りを取るには、はり治療が大変効果的です。

この後頭下筋群は、眼球を動かす外眼筋とも連動すると言われており、眼精疲労の影響も如実に受けると言われていて、不眠の方のほとんどが硬くなっています。

後頭下筋群は細かい筋肉が集まって構成されているので、一つひとつの筋肉を丁寧に緩めるには、ピンポイントに施術ができるはり治療が有用です。

特にはり治療でなくては刺激ができない深部の筋肉に対して有効です。

後頭下筋群の中でも「下頭斜筋」を緩めると、後頭部を支配する神経の開放につながるため、強い精神安寧の効果があり、不眠症の解決に直結します。

2. 「かかと」の冷えを取る

 

 足のかかとを温める「失眠」という名穴

 

足の冷えに関しては、特にかかとを適切に温めることが効果的です。

人間の身体の中でもかかとは、細胞の代謝が鈍く大変に冷えやすい部位と言えます。

このかかとを温め、睡眠の質を高める効果のある代表的なツボとして「失眠」があります。

失眠はかかとの中央に位置するツボで、このポイントへのお灸による温熱刺激は、とても効果的です。

かかとは皮膚が厚いために市販のお灸だと熱が十分に通らないことが多いです。

そのため、一人一人に合わせた熱量の灸を灸師がその場で作成して治療します。

 

 

 

失眠

3. 「横隔膜」の緊張を取り、呼吸を深める

 

 呼吸を司る「横隔膜」という筋肉の緊張を取る。

 

呼吸と関りが深い横隔膜の緊張を取ることで、深い呼吸を可能にして、身体のリラックス状態をつくり、不眠を改善します。

横隔膜は、胸腔と腹腔を隔てる筋肉の膜です。

食肉で言うところの「ハラミ」に当たります。

この筋肉が伸縮することで、肺が酸素を取り込むことができます。

横隔膜の緊張を取るには、はり治療が有用です。

手技でも横隔膜に対する治療法は数多くありますが、その多くは体の前側からの治療法です。

しかし、はり治療では体の前側からだけではなく、体の側面や後面からも横隔膜を治療します。

横隔膜は体腔内の全周に付着するので、多くのポイントからの治療は、より効果的に横隔膜の緊張を取り、呼吸を深めることで不眠を解消します。